優雅で色鮮やかなサリーや男性の民族衣装クルタパジャマのレンタルサービス、またはメヘンディ装飾して世界遺産タージマハルで写真撮影。本場タージマハルでの写真映えの一枚は、言葉を足さなくても誰もが注目する画となるでしょう。壮麗なタージマハルを背にしてSNSやInstagramへの投稿写真を撮影してみましょう。

数ある民族衣装の中でも最も美しく神秘的と言われるサリー。サリーは、サンスクリット語で「細長い布」を意味する言葉で、およそ3000年前に成立したと考えられているインド最古の聖典リグ・ヴェーダに見られます。宗教上の理由から布を裁断縫製することを忌んだ僧侶たちが織ったままの一枚布を巻きつけて着ることを考え出したという説があります。男性の民族衣装であるドーティ（腰巻）にも一枚布を巻きつけて着るスタイルがありますが、現在では女性のサリーのイメージが定着しています。サリーは、縦1.2ｍ、横5～6ｍの一枚布で、シルク、シフォン、ジョージェット、コットン、モスリン、ポリエステル、混合などの素材があり、手織りの希少品から機械織りまでランク分けされており、工程の細かさや熟練の度合い、需要の程度などで価格が異なります。

サリーの着方は、上半身にチョリ（ピッタリしたブラウス）と下半身にペチコートをはき、ウエストに挟みこむようにしてサリーを巻きつけ、派手な刺繍や模様が施された部分を肩から背中にかけて1ｍほど垂らします。お好みでティッカ（額に装飾品を垂らすアクセサリー）、バングル、ピアス、ネックレスなどで飾ります。美しく着るには慣れが必要ですが、レンタルサリーでは熟練のスタッフが着付けしてくれます。レンタルで物足りない方は、絹など良質素材のサリーを購入し、帰国後パーティでそのまま使用したり、ワンピースやスカートに仕立てている方もいます。

インドでは、結婚式にはメヘンディが欠かせないものとされています。メヘンディを描くために必要な植物ヘナは、幸運の女神ラクシュミーが最も愛する植物と言われ、メヘンディには邪悪なものから身を守る力や幸運を呼ぶ力があると信じられています。本場のスタッフにてヘナペーストを肌にのせ模様を描き、乾燥したらペーストをはがします。2～3日後に最も色が濃くなり、1～2週間ほどかけて徐々に色が薄くなり、消えていきます。手の甲だと旅行後の生活に支障があるため、手の平・腕や足で楽しむ方もいます。

サリーなどのレンタルやメヘンディ装飾時には通訳ガイドがいるため、店舗スタッフへのご要望を伝えやすく安心して楽しめます。本場メヘンディで幸運を招き、サリーで優美な神秘的インド文化を肌で体感しましょう。